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島村楽器 けやきウォーク前橋店 シマブロ

島村楽器 けやきウォーク前橋店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

6/26 Taylor Road Show 開催レポート!

熱狂のTaylor Guitar Road Show開催いたしました!

歌有り笑い有り(?)のTaylor Guitar Road Show開催いたしました!山野楽器さんご協力の下、総勢25本のテイラーギターに加え、デモンストレーター、、いやもはやTaylor Guitarの魂の伝道師!Taylor専属Product Specialistの虎岩さんの素敵な演奏と軽快なトークにより、かなり濃密なセミナーとなりました!ありがとうございます!

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Taylor Guitar Road Showとは?

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テイラー専属の気さくなエキスパート(今回の担当は虎岩さん)が、テイラーならではのトーンウッドやシェイプの違いを、実際のギターを用いながら解説し、正しいギターとの出会い方を教えてくれる素晴らしいイベントです!今回はこれにゲストであるRIRIKOさんの素敵な演奏を加えたスペシャルパッケージでお送りしました!

HOTLINE2014受賞暦もあるRIRIKOさんについてはコチラ→RIRIKOさん紹介ページ(島村楽器 新宿PePe店 シマブロ)をご覧ください!
shinjuku.shimablo.com

ABOUT TAYLORテイラーギターとは?~

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1974年にボブ・テイラーとカート・リスタグの2人によって創立されたテイラー・ギターズは、カリフォルニア州サンディエゴの東に位置する美しい街エル・カホン(El Cajon)にあります。木材の厳選から加工・仕上げなど、その細部に至るまで、テクノロジーとクラフトマンシップが組み合わさった、革新的ではあるけれど、極めて伝統的な優れたサウンドを生み出す合理的な生産工程は、今やアメリカン・アコースティック・ギターの主流となりました。テイラー・ラインナップはアコースティック/エレクトリック(エレアコ)、アコースティック、エレクトリックという大きく3つのプロダクト・ラインとユニークなその他のモデルで分けられており、それぞれにボブ・テイラーが今までに作った中でもっとも素晴らしいサウンドを提供しています。
その独自の設計は、90年代のMTVアンプラグドの流れとともに多くのアーティストに支持されたのを皮切りに、現在では日本でも小渕健太郎さん(コブクロ)、福山雅治さん、雅-miyavi-さんなど多くのアーティストに支持されています。

セミナーレポート

テイラーがおよそ40年の歴史で築きあげたギター体系を分かりやすく解説していただきました!
前半は使われている材質による音の違いと、ボディの形による音の違いを虎岩さんの演奏を交えて解説。後半はテイラー独自のこだわりと、テイラーが持つギターフィロソフィ(哲学)について、そしてテイラーギターを最適な状態に保つための管理方法をレクチャーいただきました!

トーンウッド(ボディの材料)の特色の説明

テイラーでは主に以下の木材が使用されております。値段の高い安いではなく、その木材が持っている音色を活かしギター作りに向き合っているということが印象的でした。

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ハワイアンコア-Hawaiian Koa

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煌びやかで歯切れのあるハワイアンコア材は美しい見た目を伴うことも多いですが、弾きこむほどに鳴りが変わってくるという特徴も有ります!

メイプル-Maple

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エレキギターのネック材としても有名なメイプル材。明るいサウンドと長いサスティン(音の伸び)が特徴です!

インディアンローズウッド-Indian Rosewood

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紫檀とも言われ、アコースティックギターの中でもっともポピュラーな素材。低音がしっかりしていてベルのようなトーンが特徴。

トロピカルマホガニー-Tropical Mahogany

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ローズウッドに並び、アコースティックギターの木材として有名。柔らかく明るい中域に押しがあるのが特徴です。

オバンコール-Ovangkol

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ローズウッド系に近いサウンドが特徴のオバンコール。流通量が多いので安い材とレッテルされがちですが、非常に優れた音響特性のある木材です。

サペリ-Sapele

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マホガニー系に近いサウンド。こちらも最近になって流通が増えてきたため「安価な木材」と言われがちですが、テイラーでは定番の品質&音質にこだわった材。

TIPS!テイラーが楽器業界を救う!エボニー材について

指板材「エボニー」に対するテイラー社の取り組み

音質に対するこだわりもそうですが、テイラー社は環境への配慮も非常に深い取り組みをしているギターメーカーのひとつであり、特に現在、枯渇していると言われているエボニーについてテイラー社がおこなっている取り組みを紹介します。
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エボニーは日本語で「黒檀」、海外でもエボニーといえば「黒」を表す言葉としても有名で、木琴やピアノの黒鍵、バイオリンの指板など、楽器の材料としての歴史はナント400年以上も前から使われているとも言われており、その音響特性や密度、丈夫さ、そして黒々しい見た目からとても重宝されてきました。(日本でも家具や箸などにも利用されております。)

そんなエボニーですが、ここ数年伐採が進み、現在では世界中で、輸出可能な国が一つだけ(カメルーン)になってしまいました。そこでテイラーギターのボブ・テイラー氏は楽器製作や経営的な判断からカメルーンの材木工場を買収するのですが、ボブ・テイラー氏は衝撃の事実を知ることになります。

エボニー=黒、、じゃない!?

日本語でも”黒”檀(こくたん)、英語でもEbony=黒というくらいに染み付いていた常識だったのですが、現地にボブ・テイラーが入りその常識が覆ることとなります。実はエボニーは黒くありませんでした。正確に言えば、10本中1本は皆様の良く知る「真っ黒」なのですが、あとの9本は煙のかかった様なまだらな木だったのです。そして黒いかどうかは切ってみないとわからないので「切られた残りの9割のエボニー」は「黒いエボニー以外売れないから」という理由だけで現地で出荷されること無く捨てられていたのです。

楽器業界を救う!Smoky Ebony(スモーキーエボニー)!

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ボブ・テイラーは考えます。この煙のかかったような”まだら”なエボニーも楽器に使うことはできないのかと。それを踏まえ音響テストや硬度、密度、含水量など全てをテストした結果、「黒いエボニー」と同様に使えることが判明しました。ボブ・テイラーは黒い1割だけでなく、残りの9割も同様の値段で買うことを宣言し、その残りの9割に愛着の意を込めて独自の名前をつけました。"Smoky Ebony"の誕生です。現在このSmoky Ebonyは楽器業界から注目されています。

ボディシェイプでの違いをレクチャー

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テイラーギターといえば様々なボディシェイプをチョイスできることも有名ですが、人気の4番(グランドオーディトリアム)シェイプだけでなく、いわゆるドレッドノートタイプも本場では人気が高いことがわかりました。

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一番人気のグランドオーディトリアムサイズの人気の秘密は、ドレッドと同様のボディ幅ボディ厚(16"×4-5/8")を持ちながらクビれをつけて演奏性を向上したまさに”いいとこ取り”なのですね!どのシェイプにもテイラー社の哲学がしみこんでおり「センチ単位の違いで音がこれだけ変わるのか!?」と来場した方々も驚いていました。

テイラーといえばこれ!NTネック(ニューテクノロジーネック)について

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2000年頃から”NT-NECK”と呼ばれるテイラー独自のネックを本格的に採用し、今ではテイラーギターを語る上では外せない重要なポイントとなっています。おっと!早速ネックが外れていますよ!?

NT-Neckの3つ特徴

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-演奏性
何といっても弾きやすいのが、このネックの特徴!「アコギネック恐怖症」のエレキギタリストにもスムーズな持ち替えを可能にします。また通常アコギのネック材はボディ到達部分で終わるのですが、テイラーはボディトップにまでネック材が来ているので音の伝達も優れています!従来のあり溝ではできないテイラーならではの構造!

-堅強性
1本の同一材から3ピース構造で取り出し特殊工法で組上げたネックは4~50㎏の人が乗っても折れないそうです!※しかし検証はオススメしません!また独自の組み込み技術により、環境変化にも強いです。

-メンテナンス
上の画像を見てください、3点で止めるボルトオン構造をしており、必要に応じて外れます!薄~~~いシムといわれる木材を挟んで調整することにより、ボディトップの変化やネックの変化にも素早く、そして正確に対応できます!塗装を終えてから溝を切りすため、塗装膜厚を考慮した高精度の加工技術と、ネックとボディがWOOD TO WOODになっているので音の伝達ロスも心配ありません!


そして、話題のES2ピックアップについて

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昨年より本格投入されたES2ピックアップは何よりも生音をアンプリファイ(増幅)することを一番に考えられており、全てを自社生産していることが特徴です。セミナーでは、生音から徐々にピックアップ音量を上げていき、生音の音質そのまま音量が増幅されるのを体感しました!※写真は演奏を邪魔しているわけではありません!!

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お分かりになりますか?サドルの脇からダイレクトに音を拾う、、、盲点でした。さすがテイラー。革新的で尚且つ理にかなっています。以下はボブ・テイラーのインタビューとともにES2の生産ラインと解説動画です!ちょっと失礼ですが思ったよりも近代的なんですね!

TIPS!ギター管理上の注意について

虎岩さんからテイラーギターを扱う上でもっとも重要な2つのポイントを教わりました。これは必見です。

チューニングについて

TAYLORのチューニングは絶対に落とさないでください!」虎岩さんが吼えました。これには理由があります。これは以前フジゲンの方もおっしゃっておりましたが、楽器はチューニングした状態で使いますので、チューニングした状態をベストとして作られています。ですので、チューニングを落としてしまうとネックに「かかるべきテンション」が無くなってしまうのでネックをフリーにしてしまいます。そうするとネックが反りやすくなってしまうそうです。また、テイラーギターは日本に入ってくるまでの(船で)1ヶ月間、チューニングされているまま入ってきます。それでいいのです。

湿度管理

KORG HUMIDI-BEAT

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「湿度は最低でも40%~60%、できれば50%前後で保ってください。」虎岩さんが熱弁します。ギターは音を聴いただけで湿度管理がきちんとなされているのかそうじゃないのか一発で分かるほど差が出るそうです。具体的には「デジタルの湿度計」「保湿剤」の2点を必ずケースに入れて逐一チェックしなければいけないとのことでした。最初はまず、ケースの湿度を計り、自分の環境を知ってから対策しましょう!

RIRIKOさんの演奏

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本日は代表曲アオイハルを含む2曲を演奏していただきました!少しボーイッシュでどこかセンチメンタルな歌声と歌詞に聴く人の耳を奪っていました。「テイラー暦は浅くまだこれから」ということでしたが、バッチリテイラーもはまっていました!

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ありがとうございました!

さいごに!今が買い!テイラーギター!

テイラーは創業42年になりますが、現在でもボブ・テイラーを筆頭とした創業者がメーカーを牽引しており、今がもっとも「あぶら」の乗った時期、ゴールデンエラなのです。FENDER社やGIBSON社を創業者がリードしていたころのギターはマスターピース(傑作)として名高いものが多いですが、テイラーギターは今が最高傑作であり、何世代も語り継がれる「未来のヴィンテージ」を作っているんだ、そういうプライドを持ってテイラーギターは作られています。是非まずは手にとって見てください。前橋店にもそんな素晴らしいテイラーギターがあります!

以上でレポートを終わります!
本当に皆さんありがとうございます!
(ホリケン)

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